イベント84 その花は1000億にゃんにゃん

「資金配布後、ヒマワリ畑とそこにいる人々の絵を3枚以上掲示することで藩国を覆う放射能は除去される。」

/*/
超高速飛翔体の突然の来襲
リンオーマとの死闘を終えたばかりのニューワールドの住民にとって、それは、恐怖の再来でしかなかった。
無警告の発砲、そして撃墜。
最悪のファーストコンタクトは、そんな恐怖心から起った不幸な出来事だった。

宇宙空間
大気に覆われた惑星上とは全く異なる世界
来訪者は宇宙を旅する種族

直接的な熱量でしか敵にダメージを与えない世界では、小さな偵察機が自衛用に装備する武装は
「地球丸ごと火の海にしても釣りが来る」程の威力を秘めていた。
人が棲むとも思わぬ辺境の惑星を調査する為に接近し、思いもよらぬ攻撃を受けた異星人。
当然の行動として自衛兵器を使用した。
翼下の熱核ミサイルを攻撃してきた相手に向けて放つ。
常日頃、宇宙空間で活動する彼らは、対惑星装備を持たず、空間戦用の装備であったことは不幸と呼んでいいだろう。

迎撃システムは立派に目的を果たし、大半のミサイルを迎撃したが、全てを阻止することはできなかった。
宇宙ステーションは大破。
広島に着弾したミサイルはこれを消滅させ、文字通り地図が描き変わった。
そして、惑星全土に放射能を帯びた死の灰が舞い降った。
/*/

物語背景:
 平和と言うものは、銃で得られるものではない。
銃(戦争)が行う消費を上回る稲(生産)が、真に平和を可能にする。
漢国リワマヒは食料供与イベントで300万を荒稼ぎし、これをばら撒いて得た信用を元手に世界全部を放射能除去ヒマワリで満たそうとした。
本当に強いものは、撃雷号でもなんでもなく、この種をまく人々にあるのだと。
/*/
リワマヒ国主催の食糧供与イベント「食の万国博覧会」に参加したクレールは8万tの食糧を得た。
るしにゃん王国でも、核汚染に怯え、暴動寸前であった国民にも、備蓄食糧と共に振舞われた。
広報活動も実を結び、何とか落ち着きを取り戻していた。
/*/
そんなある日、ヒワマヒ国から次なる吉報が届いた。
「現在リワマヒ国では“放射能除去ヒマワリ(名称未定)”を独自兵器として開発中です。」
「必要な資金は1000億」
撃雷号建造で100億を出費した直後であったが、再び資金をかき集めることになった。
/*/
かくして、完成した“放射能除去ヒマワリ(名称未定)”が各国に配布された。
現在、るしにゃん王国でも大量のヒマワリが国土を覆っている。


[作画:七海]

[作画:はっぷん:(左)南無(右)]

[作画:鷹臣&テル]