田園?その2

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古米を運び終えた男衆は特にすることもなく、集まって話をしていた時
そのなかでまだ被害は出ていないが、最近よく目にする動物の話題がでた。
話を聞いていた若い男が

「じゃあそれを狩って干し肉でも作りましょうよ」

といったのがきっかけで本格的に猟をしたことが無い男たちの猟が始まったのだった!(効果音)


いま、米作りに情熱を注ぐ男たちの戦いが始まる!!



−某月某日正午前−

「みんな、準備はいいか!」
「「「「「「「おぉ〜!!!」」」」」」

各自、鉈やナイフ、弓やロープを持って米倉庫前に集まっている。

「まずはだな、罠を仕掛けようと思うんだ罠を」

最年長の男が言う。

「と、言うことで罠の設置かかれー!!」
「「「「「「おぉ〜!!!」」」」」」

男たちはあーでもないこーでもないと言いながら、穴を掘ったりロープを使ったりして罠を設置した。



−同日正午−

「罠は設置し終わった。あとは各罠に獲物がかかっているかの見回りを兼ねて、罠にかかっていない獲物をしとめるために森に入ろうと思う」
「「「「「「おぉ〜!!!」」」」」」
「何人かでグループを作って行動すること。以上解散!」



−同時刻−

「ねぇお兄ちゃん。今の聞いた?」
「あぁ、なんか面白そうだな」
「ね!僕たちも捕まえようよ!」
「だな!」



−1時間後−

「猪が居るぞ!追えぇぇぇー!!!!!!!」
「わぁぁあああぁ!!!」

うりぼうを追いかけて走る男たち。
親と合流するうりぼう。
時が止まる。

「猪が居るぞ!逃げろぉぉぉー!!!!!!!」
「ぅわぁぁあああぁ!!!」

男たちを追いかけて走る猪たち。



−同時刻−

山道を歩く兄弟。

「なかなかいないねーおにいちゃん」
「いないねー」
「むー」
「そのうち見つかるsっとうわぁああ!!!!」

罠にかかり網にすくわれて宙吊りになる。

「d;はれごrじゃあgかlrgんg☆◇●♪ЭдЙ!!!」
「お、落ち着け弟よ!」
「な、なにこれ!」
「罠にかかったんだろうなorz」
「(´・ω・`)」
「どうにかして抜け出そう。よいしょっ」
「ぁんっ!お、お兄ちゃんそこは!」
「ん?どうした?」

抜け出そうとしてもがく兄
いろいろ大変なことになって喘ぐ弟

「ぁ、だ、だから、んっ、そ、そこはダメだって、ぁぅ」
「よっ、ほっ、くそなかなかっ、抜けられないっ」
以下自主規制



−同時刻−

山菜を取るために山に入っている若い女性が居た。

「こんなもんかな」

必要な分を取り終えきた道を戻る。
するとなにやら男の子の声が聞こえてきた。

「ぁ、だ、だから、んっ、そ、そこはダメだって、ぁぅ」

ボッ!と顔を赤くする。

「え!?え!?」

声のするほうに駆けていく。
なんと男の子二人が宙吊りになっているではないか。
大きい男の子はなんとか抜け出そうともがいているが、小さい男の子は喘いでいる。
若い女性は助けようと近づくが、男の子の声を聞いてずっと顔が赤い。



−数時間後−

何人かを犠牲にし(マテ)とりあえず追いかけてきた猪をいろんな罠にはめたりしてしとめた一行は猪をさばく作業を始めていた。
毛皮を剥ぎ取り、肉を捌いて塩漬けにして干すのであるが、最初の毛皮を剥ぎ取るところから苦戦していた。



−数時間前−

「お姉ちゃん、助けてくれてありがと!」

助け出された兄が若い女性に感謝する。

「い、いやいいのよ。ででで、でもなんであんな罠があるんだろ」
「お姉ちゃん顔が赤いけど熱でもあるの?ろれつも回ってないみたいだよ!」
「いいい、いやなんでもないの本当に!」

後ろでなみだ目で肩で息をしている弟。

「と、とにかくなんか罠とか結構仕掛けてあるみたいだから、一緒に降りましょ」
「はーい」
「・・・はい。ぐすん」
「けどなんで罠なんか?」
「なんかね、猪捕まえて干し肉作るらしいよ」
「しくしく」
「へー。で、君たちは何で山の中に入ってたのかな?」
「僕たちも捕まえるの!」
「あ、危ないでしょ!なにやってるの!」
「えー?けど楽しそうじゃん」
「うーん・・・、そうだ干し肉作る作業を手伝ったどうかしら」
「えー捕まえたいー」
「だーめ。けど、どこで作業してるんだろ」



−ふたたび数時間後−

「はぁはぁ。や、やっと見つけたorz」

若い女性は男の子たちと友達(援軍)をつれて国をさまよい、やっと目的の場所を見つけた。

「援軍にきましたー!」

作業をやめ、一斉に入り口を見て固まる男たち

「・・・・・・あり?」

固まる女性たち

「「「「「「「うぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」
「助かった!」
「最高だぜ!」
「あきらめてたところだったんだ!」

泣き出す男まで居た

「んじゃあ、やりますかー!」
「「「「「「「「「「にゃぁー!!」」」」」」」」」」

再び作業開始
きれいに毛皮をはぎ落とし、内臓などは取り除き、きちんと肉を切り出していく。
男たちも指示に従い、作業を手伝っていく。

「できたー!」
「「「「「「「「「「にゃー!」」」」」」」」」」

切り出された肉は塩水の満たされたトレイの中に沈められていた。
しばらく漬けられてから乾燥させる作業に移るのであった。

無事作業を終えて打ち上げモードの一堂。
なんかもう宴会状態である。


そんな感じのるしにゃん王国の一日。
同胞を助ける戦争準備中というのにのんきなものである。
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