るしにゃん王国は広大な森林を中心とする
豊かな生態系を形成する森国人の国であり、
国土の多くは森に覆われています。
ですがその森の中に住む動物を狩ることはありません。
森国人も森の動物も、同じ森にすむ一員だからです。
彼らが狩りをするときは、
森林と森国人の営みが脅かされるときだけなのでしょう。
そんな森国人ですが、
その食生活は他国とそう変わりありません。
ただ畜産業や狩猟による食肉が少なく、その代わりに
森の管理技術から発展した農業が盛んになっています。
そのるしにゃん王国の農業は、
主に森を抜けた平地でのみ行われています。
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これは森国人として森を傷つけるのを好まないだけでなく、
必要以上に森を切り拓き開墾することが
国法で禁じられているからです。
あえて法に記しているのは、森に特別な感情を持たない
森国人以外の民が住む可能性を考慮しているのでしょう。
必要以上の開墾を禁じているとはいえ,
広大な森林を育むだけの豊かな土壌を保有する
るしにゃん王国の食料自給率は120%を越えています。
その余剰の食料は共和国有数の穀倉地帯として、
FEGなどの西国人をはじめとする様々な国家へ輸出され,
また一部は有事に備えて保管され、
その新たな利用法が日夜研究されているのです。
では、そんなるしにゃん王国の食料生産業について
次のページから紹介していきたいと思います。
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