賢者の書、というタイトルの本は存在しない。
そこにあるのは、何の変哲もない、ただの本である。

しかし、音楽が、芸術が、人を癒し、その心に神を見せるように。
ペンによってつむがれる物語にもまた、人に何かを示すことがある。

だが、人の心は多様であり、心に響く音も、色も、言葉も、人によって多様である。

だからもし、賢者の書があるというのならば、
それはきっと、一人の人間が感銘を受け、生き方を見つめなおす程度の本なのだ。


ただ、感銘を受けたその一人が人の為すことを助ける賢しき者であったとき。

さらに、その賢しき者が本の言葉を糧としてより多くの人を助けようと思い立つとき。

何の変哲もないただの本は、「 賢者の書 」として、人の心の中にその銘を刻み込むのである。



L:賢者の書{
 t:名称 = 賢者の書(アイテム)
 t:要点 = 茶色の装丁,無地の表紙,日差し
 t:周辺環境 = 図書館
 t:評価 = 
 t:特殊 = {
  *賢者の書の位置づけ = 着用アイテム
  *賢者の書の効果1 = 所持者が所属する部隊が行う助言の効果を+1する。この効果は部隊の中で1つしか反映されない。
  *賢者の書の効果2 = 所持者の筋力・体格・耐久力をそれぞれ−1する
 }
 t:→次のアイドレス = 大賢者の書(アイテム),戦術教本(アイテム)