にゃんにゃん共和国に属する藩国の1つであるるしにゃん王国。
ここに住むるしにゃん王国民は、森国人と言われている民族である。
特徴的な長い耳と切れ長の目を持った美しい種族。
男性でも髪を長くする者が多く顔立ちも中性的なので、
一見して男女の区別がつきにくい。
また種族的志向として、皮製の衣服と眼鏡を身につける者が多い。
やせぎすで体格面や耐久力には恵まれないが、
高い知性と感覚の鋭さを併せ持ち、それを活かした理力技術にも長ける。
性質は温厚で平和的。
加えてとても好奇心旺盛で、
学習すること、探求することを生涯の仕事とする。
そういった国民性から
るしにゃん王国では学府や研究機関が発達しており、
想像を絶する量の知識が蓄えられているとされる。
また、見聞を広げようと世界を放浪する旅に出る者も多い。
また友情に厚く、仲間を大事にすることでも有名で、
「るしにゃんは友を忘れない」という格言があるとかないとか。
体力には劣るるしにゃん王国民だが、
友を助けるためや探求のためであれば戦うことも厭わない。
優れた俊敏さと感知能力、 そして高度な魔法と知恵を備えたるしにゃん人は
戦士として決して他国人にひけを取らないだろう。
だが、理性的なるしにゃんは争いを望まない。
基本的にはのん気な気質なのである。
森国人の名の通り、元来は森に住む民族。
祖先は森の神であり、
かつては今よりも優れた知性と感覚を備え
老いを知らず病にもかからない高貴な存在だったと伝説では語られている。
その真偽は定かでないが、
現在も森と水を愛し自然と調和した豊かで穏やかな文化を築いている。
一見して森の村
森国人の居住地は広大な森林に存在するが、自然と共存し、森と一体化しているので、はじめて訪れる人にはその存在すら知ることができない。
理力によって視覚に干渉しているという話もあるが、真偽の程は定かでない。
森国人が認めれば、その美しい街並みを見ることも可能だが、そうでなければ、永遠に深い森を彷徨うこととなるだろう
河の鉄
自然を愛する森国人だが、同時に高度な製鉄・金属加工品の技術を有している。
金属加工品の材料は河川に含まれる砂鉄である。
これを「河の鉄」と呼ぶ。
製鉄に必要な燃料は森から調達するが、基本的に伐採は行わず、枝や枯れ木などを利用する。
大水車
森に近接する草原部や河原を利用して小麦・米・りんご・またたび等の農作物を栽培し、これも食糧としている。
穀物の脱穀や製粉加工には川の流れを利用した大水車を使用することが多い。
塔
森国人の住む森には象徴的な建築物として塔が見られる。
森の木々をはるかに上回る大きさなのだが、居住地と同様に外部の者が見つけることはできない。
高度な瞑想通信
通常は宝石を増幅装置に使うが、村には魔法陣、神木を用い、広範囲に通信可能な施設がある。
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