審査待ちのアイドレス

個人着用アイドレス 08
「高位森国人+賢者+医師+名医」


病院にて [イラスト:南無]

高位森国人+賢者+医師+名医

高位森国人
(人)

要点

・長い耳・長い髪(男女とも)・やせぎす・絹の服装・頭環

周辺環境

・森の王宮

特殊

*高位森国人は根源力25000以下は着用できない。
*高位森国人は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料1万tを消費する。

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・賢者(職業)・動物使い(職業)弓兵・(職業)・藩王(職業4)

賢者
(職業)

要点

・優しい顔

周辺環境

・楡の木の木陰

特殊


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医師
(職業)

要点

・白衣・メス

周辺環境

・病院

特殊

*医師は治療行為ができ、この時、
 治療判定((器用+知識)÷2)を×3.38(評価3)補正することを選択出来る。
 補正を選択した場合燃料2万tを消費する。

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・岩田裕(ACE)・サーラ・サーシャ(ACE)・名医(職業)

名医
(職業)

要点

・ゴーグル・マスク・手術服

周辺環境

・手術台

特殊

*名医は治療行為ができ、この時、
 治療判定((器用+知識)÷2)を×3.38(評価3)補正することを選択出来る。
 補正を選択した場合燃料1万tを消費する。
*名医は治療で幸運判定が求められたら幸運評価を×2.25(評価2)にして補正できる。
 (燃料は消費しない)

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・ドクトルデス(ACE)・マッドサイエンティスト(職業)・クローン技術者(職業)

評価

** 体 格 筋 力 耐久力 外 見 敏 捷 器 用 感 覚 知 識 幸 運
高位森国人 +1 0 0 +2 +2 0 +1 +2 0
賢者 - - - - - - - - -
医師 0 -1 -1 0 0 +2 0 +1 -1
名医 0 -1 0 0 0 +3 0 +1 -1
合計 0 -2 -1 +3 +3 +4 +2 +3 -2
** 体 格 筋 力 耐久力 外 見 敏 捷 器 用 感 覚 知 識 幸 運
高位森国人 1.50 1.00 1.00 2.25 2.25 1.00 1.50 2.25 1.00
賢者 - - - - - - - - -
医師 1.00 0.67 0.67 1.00 1.00 2.25 1.00 1.50 0.67
名医 1.00 0.67 1.00 1.00 1.00 3.38 1.00 1.50 0.67
合計 - - - - - - - - -

○るしにゃん王国の医療事情

高位森国人による高度技術とは反対に通常の森国人の医療方針も大きく変化しつつあった。

高位森国人が重症患者を治療する。
そのことは、戦場の医療行為からすれば逸脱していた。
少数の高位森国人が助ける対象とするのは、まさに危険な状態にある患者だった。
危篤の患者を助けるのは、至極当たり前の行為であるかのうように映るが、戦場では違っていた、戦場の目的は勝利である。
軍医ももちろんそのために動くべきである。
危篤患者を助ける高度な治療が必要な患者よりも、包帯でも巻いて元気に戦場に戻る患者を優先すべきである。
だが、共和国の正義の名の下に重篤患者の治療も行い続けていた。そのことが、重荷となり圧迫していた。
それを解放したのが、少数の高位森国人であった。能力の高い彼らに、重篤患者を任せることで一般の医師が、軽症患者に対し当たることが出来るようになったのである。
これにより、明確な作業区分けが出来、効率的な治療が可能となった。

また、彼らは戦争を終わるたびに生じる戦後のケアに力を入れ始めた。
戦争においては、多くの人間が傷つく。
傷ついた兵士らは、国に帰って治療に専念するわけであるが、るしにゃん国においては、その戦後の治療にも力をそそぎ始めたのである。
これらの立案は、藩王自らによって立案された経緯がある。
るしにゃん王国において、国王は出撃時には国の留守を預かることが多く、いままでも幾度となく、戦士たちの帰還を迎えたのであった。
今回の法案も、そのうように傷つき帰還する兵士を慮り兵士の留守中に考案された経緯があった。
兵士が、傷ついても士気を保てるようなどと書類では提案されていたが、実際は、傷つく兵士を思ってのことであった。
その中身であるが、病院周辺環境および病室の改善が主であった。
戦争においての、戦後の影響には物理的な損傷以外にも心的外傷後ストレス障害(PTSD)等があった。
そのため、帰還後のなるべくストレスがたまらないような工夫が施されていた。
元々森の中にある病院であったが、窓の数を増やし空気循環を促した。
衛生面で心配されていったが、大きな結果が生まれた。
森国人本来もつ内的作用による自己治癒能力を高めたと考えられるのである。
また、病室からは大水車や塔など、るしにゃん王国の名物が見えるようにした。
気を失い目覚めた兵士が、水車や塔を見て帰ってきたことを実感する。
その様を何度も見た医師らは、再び医師としての気概を持つのだとも言われている。
このように、戦争状態の変遷によりるしにゃん王国の医療も大きく変わってきたといえるだろう。
[文章:ちゃき]

○死との戦い

ターン8を迎えたことが公布された今日は漁師組合の巨大魚狩猟の日である。
巨大魚とは、るしにゃん王国の地底湖に住む魚類であって魚類でないものである。
食糧増産計画の折にこの生物が食用になることが分かり、計画的狩猟が開始されることとなった。
だが、幾度と訪れる世界の危機に応えるように、彼らも短期間で恐ろしい変化を遂げていた。
足を生やし、陸上で活動するようになったのである。
その活動圏は地底湖内とはいえその巨体から繰り出される攻撃が直撃すれば、最高速度の農業機械に轢かれるほどの威力はあった。

ゆえに病院は、いま戦時中と同じかそれ以上に忙しい日を迎えている。
ただひとつ運がよかったのは、今は国民名簿に名を連ねる者の殆どが名医となって医療に携わっているため人手に不足しないことだ。だが、その代わり、道具が足りない。

「先生! また急患です!」
「なんだと、これでもう14人目だぞ! くそっ、だからやめておけと言ってるのに!」

運ばれてきた猫士は青い顔でもうだめにゃーといいながら赤く染まったお腹を手で抑えている。
改めて見るまでもない、緊急処置が必要だ。

「増血剤と強心剤と輸血パック。蘇生セットを持ってきてくれ!」
「それが、もうないんです!」
「なんだと!?」
「あとは王宮に行って戦時用救急キットを持ってくるしか…、でもそれじゃ間に合うかどうか…。」
「いいから行って来い! なんとかもたせる!」
「は、はい!」

名医の指示を受け、森の奥深くの王宮へ戦時用の医療物資をとりに走る看護猫。
入れ違いにやってくる15人目。

看護猫に虚勢を張ったものの、いつもより人が多いとはいえ、治療もできないまま怪我人が増えるのはまずい。
絞るように消毒薬を使いながら、出来る範囲の止血をしていくが、それでも失った血がかえるわけでも、出血が完全に止まるわけでもない。
何度もの戦いを潜り抜けた名医だからこそ、今出来る処置をしてもなお患者の命が消え行く様をありありと見ることができた。

「しっかりしろ!寝るんじゃない!おまえは,ここで消えていい存在じゃないっ!」

患者よりも自分を叱咤するように声を荒げ大にして叫ぶ医師。 そうだ、ここで諦めるわけにはいかない。
どんなに弱弱しくても、彼らは精一杯生きようとしている。
命を守るのは私達の役目なのだから、その努力を無駄にさせてはいけないんだ!

そして、彼は目覚めた。 諦める前に上げた面で、窓の外を見た。
窓の外には森が広がっている。 数多の草が、木が。

「…なんだ,この感覚は。」

医師の目には森が写っている。
一つ違うのは、いくつかの緑に違和感を感じることだった。
違和感を感じた緑に咲く花を一輪摘み取る。 記憶にはないが、この花には鎮痛効果があると、魂が告げていた。
洗浄し、すりつぶしたものを患部に当てれば、その予感の通り痛みがひいたようで、患者の顔が安らいでいった。
次の葉を採る。
これには消炎の効果がある気がする。
揉んで患部に貼れば、確かに炎症が引いていった。

とある話に、人の頭には引き出しがあるという。
一度見聞きしたものを忘れるのは、引き出しがあかなくなっただけだと。
今、彼は潜在意識の下で、患者を救いたいと強く願う魂が、かつて学んでいた薬学の隅っこの引き出しを、こじあけたのだった。
こうして彼が見つけた(正確には思い出した)薬草は看護猫が救援物資を持ってくるまで患者達の命を永らえさせ、その日病院に運び込まれた患者全てを救った。
また、その日病院に勤めた医師の多くは薬草の発見に限らず似たような新発見をする者が多かったと病院の日誌には書いてある。
古きヒルデガルドの心を継ぐ、賢者の後継者が現れたときであった。
[文章:クレール]


優しい顔の賢者はっぷん [イラスト:テル]

○賢者への道

森国人が進化した形が高位森国人である。
肉体的には強く逞しくなる一方より美しく、素早く、そして知識を得た存在である。
その高位森国人だけが就ける職業に賢者というものがある。

高位森国人の特徴の中でさらに知識に特化した存在、それが賢者である。

るしにゃん王国は、NWに存在する40程の藩国にあっても数少ない名医を有する国である。
怪我人の治療から、疲労の回復、はては死者の蘇生まで行う彼らの重要性は、戦いが激化するに伴い更に高まっていた。

森国人から高位森国人に派生し、そのスキルは更に増してはいたが、それで十分ということはなかった。
「より多くの人を救いたい」という純粋な思いは、自らを昇華し、賢者への扉を開く事となった。

医療の現場は、決して奇麗事だけで済ませられるものではない。
気を抜くと容易く命は失われていく。
血と汗と絶望が支配するその現場にあって、美しくも熱い、そして強い思いを持ったものだけが、悟りを開き、高みにのぼるのである。

膨大な知恵を修め、賢者となった彼らの顔には険しさはなく、慈愛に満ちた優しい顔をしてる。

中世ヨーロッパ最大の賢女として知られるヒルデガルドは、医学、薬草学の権威でもあった。
青にして正義に縁の深い彼女にちなみ、るしにゃん王国の医学校の校庭のはずれには楡の木が植えられている。

賢者に至る知識を習得した名医達は、この楡の木の木陰で、終生医療に身をささげる誓いを立て、正式に賢者となるのである。

[文章:S43]


伝説の楡の木 [イラスト:はっぷん]

○楡の木の伝説

るしにゃん王国にある医学校の校庭のはずれには、伝説の楡の木がある。
某月某日夕暮れ、その木の下にて…。

ぷーとら(@@)「こ、この木には、ででで伝説がありましてっ!」
更夜(!!)  「みなまで言うな、知ってる。というか危険だから説明禁止!」
ぷーとら(@@)「危険! 私の事をそんな風に!」
更夜(?)   「違う! ゲームが違うんだ。色々とやばいんだ。それはいいから用はなあに?」
ぷーとら(@@)「ももももちろん、この伝説にあやかって…」
更夜(…)   「ぷーとらさんもう卒業してるよね?」
ぷーとら(@@)「はっ! 私の事を年増だと!?」
更夜(!…)  「ちょ! 違う違う…あーそれにぷーとらさん男だよね」
ぷーとら(@@)「なんてこと! 差別ですか! 老若男女口説くくせに!」
更夜(!)   「人聞きの悪いことイワナイデ! それ嘘だから!」
更夜(冷静)  「ただ、伝説にそぐわないってことを…」
ぷーとら(@@)「私の事が嫌いなんですか!?」
更夜(微笑)  「なんでそうなる……まったくもー…帰るよ?」
ぷーとら(涙目)「うるうる」
更夜(微笑)  「今日の晩飯はおれが作るから…何が食べたい?」
ぷーとら(赤面)「えええ! 更夜さんが作ってくれるならなんでもいい!」
更夜(よしよし)「ははは、じゃあ一緒に買い物して帰ろう」
ぷーとら(笑顔)「はい!」

しばらくして楡の木のそばの物影から出てくる人たち…。
S43(普通) 「結局ハッピーエンドですか」
るしふぁ(普通)「あれもハッピーなのかな? 本人たちがいいならいいのか」
南無(怒)   「殺りますか?」
鷹臣(ほんのり殺意)「伝説はよく分かりませんが、斬りますか?」
クレール(汗) 「まあまあ…」

そんなこんなで今日も一日が終わるのでした。

[文章:更夜]


イラスト:
要点
長い耳・長い髪(男女とも)・やせぎす・絹の服装・頭環
/優しい顔
/白衣・メス
/ゴーグル・マスク・手術服
周辺環境
イラスト:

/楡の木の木陰
/病院
/手術台

文章:
要点

/優しい顔


周辺環境
森の王宮
/楡の木の木陰



継承:派生元 「高位森国人+猫妖精+医師+名医」
要点
長い耳・長い髪(男女とも)・やせぎす・絹の服装・頭環
/***
/白衣・メス
/ゴーグル・マスク・手術服
周辺環境
森の王宮
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/病院
/手術台