施設紹介
柊の門
多くの保育園の入り口には、2本のヒイラギが入り口を挟むように植えられています。
ヒイラギは東西を問わず神聖視される植物です。
たとえば東国ではヒイラギにイワシの頭を刺し、豆を撒くことで敷地から悪しき気を追い払い、住人の健康を願う行事があるそうです。
それ以外にもいくつかの宗教で聖者の象徴とされたり、祝福の祭りの飾り物にされるなど、聖樹としての認識が強くされています。
また、英語において、「ヒイラギ」は“holly”、「神聖な」という形容詞は“holy”となり、同音意義語やそれに近しいものは魔術的関係性を持つことからも、ヒイラギは世界に共通した清い木といえます。
入り口に植えられたヒイラギは、防人のように、ではなく、実際に防人の役目を願われているのです。園内の子供に危害が加えられることのないよう、2本のヒイラギで外界との境界を隔てているのです。
庭園遊具
庭では、子供達が楽しく時間を過ごせるよう、いくつかのメジャーな遊具が設置されています。ジャングルジム、ブランコ、BALLSの形を模したドームつき滑り台などがその代表的なものです。
安全第一を元に作られたその大半には森の幹や枝を模した意匠やしかけが多く配されていて、森を渡る楽しさを小さいころから学ぶことができます。晴れた日には、保育園に通う子供達が元気に遊ぶ姿を外から見ることができるでしょう。
避難設備
また、有事の際は保育士が責任を持って園児を保護しなくてはなりませんが、それを助けるための仕組みとして、保育園には避難設備とシェルターが設置されています。
シェルターの仕組みは寮の食糧備蓄庫の手法が流用されており、その管理も情報漏えいを防ぐために施設管理者のみに一任されています。
シェルター自体は必要になるときまで封印されていますが、その他の避難設備は有事に備えた避難訓練を年に数回実施する中で使われています。
制服紹介
スモック
保育園の開設にあたり、園児の制服をデザイナー達から募集したところ、殆どのデザイナーからスモック型の制服が提案されました。
そのため、スモック型とすることを規定として、保育園ごとに採用するデザインを変更できるものとしました。
上記イラストはその中でも代表的なもので、年少組以上の着用が想定されています。
基本、男子は青、女子はピンクを着用し、ユニセックスカラーとして黄色も採用されています。
組み分け・名前の記入は胸のワッペンで行うほか、着替えの際などにスモックが誰のものかわかりやすいよう、
各家庭ごとに刺繍をつけることが推奨されています。家のお仕事や子供に願う内容に沿った刺繍をつけるとよいでしょう。