復興第一段階 一週目

復興第一段階の推移(クリックで拡大)

41408002 第一週

○概略
いくつかの国からの協力を受けて態勢を整えたるしにゃん王国のプレイヤーは、
るしふぁ王、はっぷんらの先導の下に本格的な介入を開始した。

まず着手したことは、国庫を開き全ての生き残った国民に行き渡るだけの食料を炊き出すことであった。
これは、国民が独自に生き残るために行っていた森を焼く行為を抑制する目的も含み、これの十分な成果をまって、
生態系の回復へと着手した。

生態系の回復には、リワマヒ国の宝重「生態系回復植物」に、植物に詳しい高原アララの技術が重ねて用いられ、
莫大なコストをわずか4週間の時間にまで短縮することに成功している。

ここで、インフラよりも治安よりも生態系の回復にまず着手したのには、他の人種にはない森国人の性質に理由がある。
森で生を受け、一生を送り、骨を埋める森国人にとって森とは自分達の故郷の景色というだけの意味を持たない。
外界からの侵略から身を護る術を授け、また瞑想によって心を通わせることができ、ときとして日々の糧を授けてくれる森は、
家であり、友人であり、家族であるのだ。
その森を蘇らせるのは、森国人のアイデンティティの復活に等しいことである。

その上で国民達には、
炊き出しによって集まった国民の衛生と健康問題への対処として医療講習会を行い、
野党化した自警団を対象とするこの非常事態下で行われた犯罪を不問として武器を没収する法令の発布を行った。

これは現地展開しているISSへの負担、特に医療班のサーラとトラオへの負担を軽減するとともに、
国民達の労働力を回復させ、自発的な活動の開始を期待するものであった。

とはいえ、復興は一朝一夕で終わるものではない。
最初の週は全ての種を撒くことに、終始力が注がれていた。

○施設説明
難民キャンプ
 ISSが救援活動として設置し、活動拠点としている難民キャンプ。
 4箇所存在しており、介入以前はそれぞれに1万人の国民が滞在していた。
 キャンプでの衛生や健康管理はトラオとサーラだけに任されていたため、非常に悪化していたが、
 炊き出しとともに行われた医療講習会の結果、国民の自発的な活動から環境は改善されている。
 また、炊き出しはここと臨時政庁で行われており、滞在人数は1万を越えて次第に増加している傾向にある。

臨時政庁
 復興事業の指揮を執る場所として仮に設置された。
 政庁と名はついているが、通常の事務処理よりも炊き出しや医療行為などが主に行われている。
 また、国民は復興が終わるまでの間、ここに来ることで復興に携わる仕事を請けることができる。

簡易治療施設
 簡易治療施設は、戦火を潜り抜けて治療を受けた医師や看護士を中心に運営している。
 復興活動が軌道に乗り始めた最初の結果であり、プレイヤーやISS医療班は救急戦力として各施設を往復している。
 また、医療講習会によって医学に目覚めた国民がボランティアをする姿もちらほらと現れている。

蘇る森
 75%を破壊された後、森国人自身の手による焼畑で追い討ちを受けていたるしにゃんの森林は
 リマワヒ国の生態回復植物と高原アララの生態回復植物用肥料によって急速な回復をはじめている。
 特に焼畑による損害は他の地形と異なり微生物や養分は健在しており、すぐに元の姿を取り戻した。
 なお、炊き出しによって食糧が安定供給されているため、焼畑は現在行われていない。


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